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SS置き場です。主に勇者学。
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(剣盾?)
 
「ふっふっふ……おい、盾」
「……何だよ、鋼野……気持ち悪いな……」
「カバー裏で薄ら笑いを浮かべているお前は知らないだろうが……とうとう勇者学6巻が出たぞ!」
「それぐらい知ってるよ!?11月4日発売の出来たてホヤホヤだよ!誰もが知ってる日本人の常識だよ!!正答率100%の問題だよ!!!そしてSQの読みきりとレジェンドタワーがページの都合で載ってない6巻だよ、チクショウ!」
「お、さすがに詳しいな。よっ、勇者学博士!」
「博士も何もねぇよ!メインキャラだよオレ!?しかも、人気投票一位だぜ~♪お前は二位だったよな!」
「……そんな事より、見たか」
「笑顔で流すなよ……で、何を?」
「決まってんだろ!オレの髪を下ろした姿に!!」
「あぁ、アレか……まぁ、あの時オレ、アンタの後ろに居たしな……つーか、お前の父さん……」
「お!見たか見たか!!んで、どうだった?」
「父親に関しても無視かよ……で、何が」
「だーかーらー、惚れ直しただろぉ?」
「は?」
「基本的にオレはイケメンだからな、どんな髪型でも似合う……」
「うぉ!杖に弟いんの!?全然知らなかったわ……!」
「え、ちょ!?じゅん、」
「しかも、本誌では語られなかった修学旅行編まで……!6巻は、何てオマケページが多いんだ!!こりゃ買いだぞ、みんな!」
「ちょ、誰に言って」
「さらにさらに!槍崎先生の活躍も見れて、最高の本に仕上がってる!!そうか、火事は槍崎先生が消してくれたのか……!今こうして生きていられる事を、槍崎先生に感謝しないとな!いやぁ、でもやっぱり槍崎はすげぇなあ……色々な意味で」
「おい、盾!オレの、オレの数々の活躍は……!?」
「主人公のクセに全然出て来ねぇヤツには興味ねぇよ。……あ、槍崎だ!お~い、槍崎せんせ~い!」
「ちょ、槍崎、槍崎って言うな、盾!オレだけを見てくれぇ!!」
「ぎゃあ、抱きつくなっ!と、とにかく皆様、二冊、三冊、そして十冊と買ってください!!」
「じゅ~んっ!!」
 
 
 
END.
 
アトガキ:ホント、皆さん買ってください!そして来週の読みきりも読みましょう!……って、当たり前のコトですね^^*まだまだ勇者学は熱いんだぜ!麻生先生も熱いぜ!私たちファンも熱いぜ!(オーバーヒート中
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(剣盾)
 
「……お、盾!」
「………」
「ちょ、オイ!無視すんなって」
 
ひゅぅ、と吹きつけてくる冷たい北風に身を竦ませながら、校舎へと足早に進む。途中でオレを呼ぶ声が耳を掠めたが、寒くて立ち止まる余裕はない。どうせ声の主はアイツなのだから、無視したところで問題はないはずだ。
 
「おい、盾ってば!」
 
鋼野は性懲りもなく、慌ててオレの後を追い駆けて来た。いつもの事なのだが、登校時に校門でオレを待ち伏せているなんて迷惑極まりない。いくら恋人同士だとはいえ、公衆の面前であることを少しは弁えて欲しい。
 
……まぁ、コイツにそんな事を期待したところで無駄なんだけど。傍若無人な恋人を持つ、オレの苦労と心労は耐えない。
 
「今日も寒いな、盾」
「……そうだな」
 
今日から十月。まだ秋であるはずなのだが、気温は季節が移り変わったかのように急激に低くなった。夏の余韻など微塵も感じられない程に、オレ達を包み込む外気は肌を刺すように冷たい。もう少しすれば、吐く息も白く輝き始めるだろう。
 
カッコ悪いとは思いつつも、今日はシャツのボタンを全て閉めた。粋がって、間抜けにも風邪を引いてしまうよりはマシだろう。
 
(……また、見舞いに来られても困るし)
 
「なぁ、盾」
「……なんだよ」
「いや、その……」
「………?」
 
普段であれば五月蝿いくらいにペラペラと話し、決して言葉を詰まらせたりなどしないのに。いつもと違う鋼野の様子に違和感を感じ、オレは立ち止まって鋼野を真正面から見つめた。
 
「どうしたんだよ、鋼野」
「………」
「言え、って」
 
オレが促すと、鋼野は渋々といった様子で漸く口を開いた。
 
「盾さぁ……今日が何の日か、知ってる?」
「へ……?」
「もしかして、知らないのか?」
 
十月一日。誰かの誕生日でもないし、何かの記念日でもない。該当する答えがなかなか見つからなくて、オレは低く唸った。
 
「……うーん……?」
 
すると、鋼野はやっぱりな、と呟いてオレの耳元に唇を寄せた。そして、優しく囁く。
 
 
 
「衣替え」
 
 
 
鋼野はそう言って、ふわりとマントを掛けてくれた。
 
 
 
『忘れられない温もり』
 
 
 
(……あったかいよ、鋼野……)
 
 
 
END.
 
アトガキ:先程、いきなり思いついた話です。剣盾のSSは久しぶり……!衣替え!盾くんは間違えて夏服のまま登校しそう……。やっぱり剣盾は良いなぁ。盾はいつも鋼野に振り回されているけど、鋼野がふとした瞬間に見せる優しさにときめいていればいいな!盾くんってば乙女!←

(槍盾)

「……あ、ちぃー……」

真上からじりじりと容赦なくオレを焦がそうとする、熱く眩しい太陽。冬であれば誰もがソレを愛おしく思うというのに、今はひたすら憎らしい。
9月に入ったとはいえ、秋の到来はまだまだ遠く感じられる程に暑い。何もせず、ただ歩いているだけでも汗が流れ落ちる額、首、背中。
オレ、運動部にも入った事ないのに。こんなに代謝良かったっけ。

(……あ、コンビニ)

ふと顔を上げると、大きく『7』と書かれた看板が目に飛び込んできた。最近この近辺では、このコンビニが店舗の数をどんどん増やしている。昔は他県にしかなかったのに……謎だ。

「入るか」

オレはこのイライラする暑さから逃れるため、迷わず店内へと足を向けた。


* * * * *


「……くあぁーっ、涼しぃ……」

自動ドアが開いた瞬間、しっかりと冷やされたエアコンの風がぶわっと押し寄せた。オレはあまりの気持ち良さに、思わず天井を仰ぐ。すると、一部始終を見ていたらしい店員の女の子に笑われてしまった。慌てて顔を元の位置に戻し、店内へと足を踏み入れた。

火照る頬に手で風を送りながら、棚に並べられた様々な飲み物を眺める。
紅茶にお茶、オレンジジュース。どこだ。お気に入りが、なかなか見つからない。
メロンソーダでも飲んで、すっきりリフレッシュしたいのに。

(あ、あった!……ん?)

目的の緑色に手を伸ばそうとした時、ふいに隣に並んだペットボトルに目が留まった。何で着色しているのだろうか、凄くキレイな青い飲み物。

(コーラ、か?)

思わず手に取り、ラベルを確認する。……最近のコーラは青いのか。時代も変わったもんだ。
……それにしても、この深い青色。誰かを思い出させる……。

「……タテ君?タテ君ではないかっ!!」
「うわっ!?」

背後で突然大きな声がして、ビビったオレは反射的に身体を硬直させた。そのせいで振り向く事が叶わないが、後ろの人物が誰なのかは判る。
オレの事をそんな風に呼ぶのは、あの人くらいしか思いつかない。

「いやぁ、今日は暑いのう……タテ君も飲み物を買いに来たのか?」
「ぐぇ!」

槍崎に無理矢理顎を掴まれ、ぐりっと首を回される。その事で目の前に見えた槍崎の額には、微かに汗が滲んでいた。

「ふぅー暑いなしかし…もう夏もすぐそこじゃな」
「今、秋ですけど!?」
「仕方ない、脱ごうかの」
「ぬ、脱ぐな脱ぐなー!!!」

賢者服に手を掛けた槍崎を、慌てて止める。
公衆の面前で衣服を脱ぎ捨てようとするなんて、やっぱりコイツはイカれてる!
あぁ……いや、まぁソレもあるんだけど……。

「折角、自慢の肉体をタテ君に見てもらおうと思ったのに……」
「シュンとするなよ!」

(ソレが見たくねーんだよオォォ!!!!!)

「……?あ、」

そうだ、槍崎先生だ。
髪の毛、目、そして衣装。
コーラと同じ、すごくキレイな。

海みたいに、澄んだ青─────。

「今日は、メロンソーダではないのか?珍しいのぅ」
「た、たまには……な」
「そうか」

槍崎は当たり前のようにオレの手からペットボトルを取り上げ、レジへと向かった。
いつもの、事。だけど、今日はちょっと違う。
今日飲むのは、コイツの……。

「さて、行こうか?外は暑いがのぅ」
「あぁ……って、ドコに!?」



彼の色を、この身体に浸み渡らせよう。



(青いタテも、結構イカスよな?)



END.

アトガキ:久しぶりの更新^^やっぱり、私はまだまだ勇者学オンリーで生きていけます……!とにかく何か書かなきゃ、と思って書き始めたら……やっぱり槍盾になってしまいました^q^大好きさっ^^最近、青いモノばかり買うようになりました。服とか、ペンとか……賢者色^q^好き過ぎるよ英雄www

(槍盾)
 
「……なぁ、槍崎」
「ん、なんじゃ?タテくん」
「冷蔵庫の中身、なんだけどさ……」
 
蒸し暑さに耐えられず、用も無いのに冷蔵庫を開ける。ふわりと微かな冷気が、火照った肌の上をゆっくり滑っていった。何とも心地が良い。
 
相変わらず、中にはMIROがぎっしりと詰め込まれていた。その端には、明らかにMIRO世界の秩序を乱しているメロンソーダのペットボトルが一本。
 
毎日、一体何を食って生きているんだか……コイツは。
 
「ん、MIROがどうかしたかの?あぁ、飲みたいのか」
「いや、そういうワケじゃ……」
 
槍崎はオレの隣に来ると、中から丁度良く冷えた缶を一本取り出した。ぷしゅ、と良い音を立てて口を開け、ぐいっと一口煽る。
 
そして、オレに差し出した。
 
「ホレ、タテくん」
「いや、いいって」
「冷えてて美味いぞ?」
「いいよ、オレ……メロンソーダあるし」
「……いいから、黙って飲むのじゃ!!」
「何で!?……はぁ、仕方ねぇな……」
 
槍崎の手から栓の開いたMIROを受け取り、口に運ぶ。途端、甘ったるいココアのような味がぶわっと口内に広がった。暑い日にこんな甘いものなんて、とても飲む気にはなれない。
 
「うげ、甘……っ!……槍崎?」
 
黙り込んだ槍崎を不思議に思い目を向けると、何やらニヤニヤと嬉しそうな表情をしていた。オレに気付かれないように、小さくガッツポーズまで取っている。

……いや、バレバレですから。

どうしてそんな顔をしているのか。

そして、何に対して喜んでいるのかも。
 
「……んだよ」
「い、いや……何でもない」
 
オレが最初に言いたかったのは、『MIROは子どもの為の飲み物だ』という事だった。
別に大人が飲んだって、全く問題ないんだけどさ。

……まぁ、いいか……。


 
オレも嬉しいよ、槍崎。

 
 
(よし……間接きっす、成功じゃ!)



END.

アトガキ:一度このデータ、吹っ飛んだ;;笑えない……。懲りずに一から書き上げました。槍→←盾になってる(゚Д゚)!!でも、ちゅうできてるから……槍盾って事で!!(イミフ
(剣盾)

「……どうぞ」

コト、と丁寧に二つのグラスをテーブルに置く。同時にカラン、と氷が涼しげな音を立てた。
先程注文されたコーラとメロンソーダはシュワシュワと炭酸を弾けさせながら、前者は鋼野、後者は河野の元へと運ばれていく。

「あっれー!?フェニックスじゃん!何、お前ここでバイトしてんの?マジウケるー」

鋼野はオレを見るなり、ぷぷっと吹き出した。……嫌な客が来たもんだ。
途端にピクリと浮かび上がる青筋を、意思の力で抑え込む。
営業スマイル、営業スマイル。大丈夫、オレは冷静だ。
連れ立って店に現れた河野は何故か緊張した面持ちで、座ったままきょろきょろと忙しなく周囲に目を向けていた。

「わりぃけどさ、お前と話してる時間なんてないんだ。あっち行ってくんない?」

鋼野は迷惑そうにしっしっ、と犬を追い払うような仕草をしながらそう言った。
それはこっちのセリフだ。お前なんかと話している時間なんてない。むしろ話したくなんてない。

「早く行け、って」
「……ごゆっくりどうぞ」

鋼野に畳み掛けられ、顔中の筋肉が引き攣っていくのを感じる。
大丈夫。オレはクールなフェニックスだ。

オレは近くにあった柱の裏に身を隠し、二人を観察する事にした。河野の様子もおかしいし、何だか怪しいぞコイツら。
鋼野はオレが視界から消えた事を確認すると、河野に向き直った。

「盾」
「……なんだよ」
「あ、あのさ……オレ……」

そこまで言うと、鋼野は急に黙り込んでしまった。心なしか、頬が赤く染まっている。河野は焦れてきたのか、ずいっと鋼野の方に身を乗り出した。

「おい、なんだよ」
「………」
「おい、はが……っん!」
「んぅ、ん……」

えええええー!?
鋼野のヤツ、立ち上がって河野に、きききキスしやがった!
え、何!?お前等、一体何なの!?

「お、おま!いきなり、なにす……」
「盾、好きだっ!」
「はがねの……っ!」

互いに顔を真っ赤にしながら、テーブルを挟んで抱き合う二人。
幸か不幸か、他に客は誰もいない。
これを見ているのは……そう、オレだけ。

大丈夫、大丈夫。オレはクールで冷静なフェニックスだ。
……だがこの状況には、困惑せざるを得ない……。

END.

アトガキ:ファミリーレストラン アイホップにて。
      初めてフェニ男視点で書きました^^フェニって、よく見るとイケメンかも……←
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